シミ取りクリーム
「シミ取りクリーム」なるものをネットで探してみると、やっぱりハイドロキノン配合のモノが目立ちました。
その中でも気になったのが、「新安定型ハイドロキノン」の存在です。
扱いによってはお肌にトラブルを招くが、くすみケアやシミ取りに関しては、これ以上のものはないと言われているだけに、興味を持ったのです。
「新安定型ハイドロキノン」というのは、不安定(酸化しやすい)なハイドロキノンをBCDACという界面活性剤で包み込むことで、お肌により効率的に浸透させられたり、酸化しにくく、湿度や熱にも耐えられるようになった状態のモノです。
通常のハイドロキノン配合のクリームは、冷蔵庫で保管し変色したものは絶対使用しないよう注意されます。
その厄介な部分が、BCDACによって改善されて美白ケア化粧品が出来たそうです。
ただ、実際新型ハイドロキノンという情報を調べても、全然新型ではなく、もう古い配合タイプでした。
新型っていってるだけだったのがちょっとショックでした・・w
その他、SSDナノカプセルで包み込む処方のハイドロキノンもあり、ナノカプセルにつつまれたハイドロキノンがお肌に浸透し、丁度メラニンが生成されているポイントでハイドロキノンが溶け出して、ピンポイントで効果を発揮するというものもありました。
一通りのラインナップでその化粧品を使うとなれば、かなりの出費が予想されるので、いかがなものでしょうか?
シミ取りにお金がかかるイメージはやっぱりぬぐえませんね(笑)
そんなことよりもその成分の効果が気になりますよね。
前にも説明しましたが、表皮のわずか0.1〜0.3ミリという厚さの一番下にある、メラノサイトという細胞が作り出す黒褐色のメラニンが、肌を紫外線から守るために、太陽の光を吸収する働きをしているということ。
そのわずかな厚みに、より浸透しやすく安定した形で働きかけてくれるそうです。
出来てしまったメラニンと新しいメラニンの生成を抑えてくれるのですから、それだけで考えても美白効果は期待できそうです。
もう一つ、良く知られているアルブチンという成分の配合された美白化粧品がありますが、これはどちらかというと予防を目的とした化粧品です。
このアルブチンはなんとハイドロキノンにブドウ糖を結合させた、ハイドロキノンの配糖体だそうです。
ハイドロキノンは強烈ですが、アルブチンにはα型とβ型があり、近年α型のほうがβ型よりも十数倍の効果があるらしく、肌への安全性は高く、メラニンの生成を強力に抑えてくれるそうです。
シミの除去を目的とするハイドロキノンに比べ、美白効果は穏やかで、すぐになんとかしたい!には不向きだと思います。
私の知る限り、アルブチン配合の化粧品は意外と昔からあったような気がします。
1990年に資生堂から、アルブチン配合とされる美容液が発売されたことで美白というものに注目が集まってきたとか。
その頃わたしは20歳。もっと予防しておけばよかった…。